暑さ対策で室内エアコンなしで快適に過ごす工夫をまとめてみました。子供や高齢者の他にペットの熱中症対策のアイデアもご紹介しています。
エアコンなしで快適に過ごすための室内暑さ対策
夏場は暑くて家の中で過ごすのも億劫になりますが、エアコンを使わずに快適に過ごす方法はあります。
ここでは、エアコンなしで過ごすための暑さ対策をご紹介します。
窓を開けて換気する
窓を開けて室内の空気を外に出し入れすることで、室温を下げることができます。
また風通しを良くすることで、汗を蒸発させやすくなり、体感温度を下げることができます。
窓に遮光カーテンやグリーンカーテンを設置する
部屋に直射日光が入ると温度が上がりやすくなります。
窓に遮光カーテンやグリーンカーテンを設置することで、日差しを遮り、室内の温度を下げることができます。
扇風機やサーキュレーターを使う
風を起こすことで暑い空気を滞留させず、涼しい空気を取り込むことができます。
扇風機の前に凍らせたペットボトルなどを置くと、冷たい風が出ます。扇風機の消費電力はエアコンの4分の1程度なので、節電にもなります。
冷感アイテムを使う
接触冷感素材でできたシーツやタオルケット、冷却ジェル枕などを使うことで、身体を冷やすことができます。
触るとひんやりと感じる冷感アイテムは、就寝時にも快適に過ごせます。
子供や高齢者がいる家庭におすすめの暑さ対策
高齢者の方は暑さに対する感じ方が弱まるので、お部屋の中でも熱中症になりやすいと言われています。
普通は脳が暑いと感じると、体は自分で皮膚の血液や汗を増やして体の熱を外に出そうとします。でも年を重ねるとこれらの反応が遅くなったり、小さくなったりします。
そのため高齢者の方は若い人よりも体の熱を外に出す力が弱くなって体温が上がりやすくなってしまいます。
それだけではなく高齢者の方は暑さを感じにくく、のどが乾いても気づきにくかったりすることで熱中症になりやすくなっています。
高齢者の方も、周りの人も熱中症に気を付けてくださいね。
水分をこまめに取る
高齢者の方は脱水状態になりやすいです。また、体が脱水を察知しにくいため水分補給が遅れがちです。
そのため、のどが渇く前に決まった時間にこまめに水分補給をすることが大切です。
水分補給には、水やお茶、スポーツドリンクなどさまざまなものがあります。好みのものを選んでこまめに飲むようにしましょう。
また食事時に、キュウリやナスなど水分を多く含む食材を取り入れるのもおすすめです。
高齢者の方は、水分補給をしっかりして、健康を維持しましょう。
子供の暑さ対策
小さなな子供や赤ちゃんは大人と違って、快適な室温が「26~28℃」と言われています。
エアコンの温度はこの範囲に合わせましょう。湿度も「50~60%」が理想です。
冷気は下にたまりやすいので、床で遊んだりベビーベッドで寝たりする赤ちゃんは寒く感じるかもしれません。
扇風機やサーキュレーターを使って、冷気が部屋中に行き渡るようにしましょう。
夜も注意する
入浴時や就寝中にも体の水分は失われていきます。そのため気づかぬうちに熱中症にかかることがあります。
入浴前後に十分な水分補給をしたり、寝るときは枕元に飲料を置いたりしておくとよいでしょう。
具体的には、次の点に注意しましょう。
- 入浴前後に水やお茶を飲む
- 寝るときは枕元に水やお茶を置く
- 寝るときは冷房や扇風機をつけて、室温を低めに保つ
- 寝るときは汗をかいたら、すぐに着替える
入浴時や就寝中の熱中症を防ぐために通気性の良いベッドにするなど寝具の工夫もおすすめです。
犬やペットがいる家庭におすすめの暑さ対策
ペットも暑さに弱いため注意が必要です。ここでは、ペットがいる家庭におすすめの暑さ対策をご紹介します。
お散歩から戻ってきた時や、暑そうにしている時は、冷たい水を少し与えてあげると体温が下がります。
しかし冷たい水をたくさん飲ませてしまうと、下痢や嘔吐を引き起こしたり、体調を崩してしまうことがあります。
特に老犬には冷たい水を与えすぎないように注意したほうが良いです。
また犬のサマーカットは、皮膚病のある犬や老犬では必要となることもあります。しかし基本的には暑さ対策にはなりません。
皮膚を守る被毛がなくなってしまうことで、逆に熱中症を引き起こしてしまう可能性があります。そのため、過剰なサマーカットには注意が必要です。
犬の暑さ対策には、
- 冷たい水を少し与えてあげる
- 室内の温度を下げる
- 日陰で休憩をとらせる
- 水分を与える
などがあります。
暑さ対策をしっかりして夏を快適に過ごさせてあげましょう。
あると安心な暑さ対策グッズ
・空調管理ができるケージ(犬サイズの空調空間が作れるもの、節電目的)
・羽なしやケージ・キャリー・カートにかけられる犬専用の扇風機
・体感温度を感知して冷風が出る装置
・冷たさが長持ちする冷感マットや冷感シート、ベッド
我が家ではハムスターを飼っています。ハムスターも暑さ寒さに弱いので、冷暖房は必須です。
直射日光を避けて、数時間ほど効果が期待できる保冷剤をケージに乗せたりしています。
おわりに
電気代の値上がりで気軽にエアコンを使えない気持ちになりますが、一番の暑さ対策はエアコンです。
我慢しすぎず、暑さ対策をしながら夏を乗り切りましょう。
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