9月後半~10月になると、ハロウィングッズが増え、飾りつけしているお店も目立ってきます。
何かお祭りやイベントをしている雰囲気は出ているので、子供は楽しそうにしているのですが・・・急に鋭い質問をされて、ドキッとすることがありました。
子供に突然
「ハロウィンってなに?」
と聞かれても
お化けとか、魔女なんかに仮装する日かな?
海外の行事だから、お母さんもよく分からないわ…。
日本の伝統でも、説明できない事も多いのに・・・子供が納得できる回答が浮かんでこなくて、困ったことがあります。
そこで、子供に説明ができるように、ハロウィンの起源や由来に合わせて、ハロウィンの意味を調べてみました。
子供へ優しく説明できる例もご紹介します!
ハロウィンの起源や始まりの国とは?
ハロウィンの起源は、紀元前1200年から生息していた古代ケルト民族が起源とされており、古くからある伝統です。
このケルト民族は、中央アジアの草原からヨーロッパへ、戦車を使い移住したとのこのです。
ですので、
ハロウィンってなぁに?
と聞かれたときは、まず
すごく昔、ヨーロッパに住んでいたケルトの人々のお祭りだよ
と始まりから教えてあげると、わかりやすいと思います。
ハロウィンの由来とは?
ハロウィンの始まりは、古代ケルト人が行っていた「サウィン祭」が由来とされています。
ケルト人にとって、新しい冬の始まりは11月1日とされており、1年の終わりの日にあたる10月31日に、サウィンという収穫祭が行われていました。
また、1年の終わりにあたるこの日の夜には、あの世から亡くなった親族や先祖が戻ってくる日でもあります。
ただ同時に、黒猫を連れた魔女や悪霊が、収穫したものを奪いに来ると信じられていました。
そこでケルト人は、魔除けの仮面をかぶり、悪い霊を追い払う魔除けの焚き火を炊いて、祭っていたそうです。
これが元となり、ハロウィンと呼ばれる今では、悪霊と同じ仮装をして追い払うという流れになりました。
ですので、
ハロウィンってなに?どうしてオバケの格好をするの?
と聞かれたら
ケルトの人は、10月31日が1年の終わりとなっていてたの。
その日の夜になると、あの世とこの世の扉が開かれるって信じてたのよ。
だからあの世から、死んだおじいちゃんやおばあちゃんが帰って来れる嬉しい日でもあるの。
だけど、一緒に悪いオバケ達もこっちに来ちゃって、大切な食べ物を取られたり、オバケに連れて行かれたりしちゃうの。
そして、どうしたら悪いオバケを追い返せるか?って考えたの。
そこで思いついた方法が、
「悪いオバケと同じ格好をしておどかしてしまう」ことだったの。
それが始まりになっているのよ。
というふうに、説明をしてあげればわかりやすいと思います。
「サウィン」と呼ばれていたお祭りが、なぜ「ハロウィン」と呼ばれるようになったのかもまとめておきます。
ハロウィンの意味
元々はケルト人の宗教的なお祭りだった「サウィン」ですが、キリスト教が影響してくるようになったそうです。
カトリックの人々にとって、11月1日は「全ての聖人(Saint Hallow)」の日とされていて、そこから「ハロウィン」と呼ばれるようになりました。
今は宗教際ではなく、アメリカ合衆国の民間行事として、ハロウィンは楽しまれています。
そして、「トリック・オア・トリート」やパンプキンの「ジャックオーランタン」が後々、付け加えられました。
ハロウィンはキリスト教のお祭りとしては認められてはいませんが、キリスト教信仰国などでは、10月31日にお墓参りに行く国もあります。
スロバキアに住んでいる女性から伺ったお話では、10月31日にお墓参りに行くそうです。
山にあるお墓にたくさんのキャンドルの光がたまり、町から見る景色は、とっても綺麗なんだそうです。
でも、仮装はしないそうです。
ちょっと余談をはさんでしまいましたが・・・もし、お子さんに
どうして、ハロウィンって名前なの?
と聞かれたときには、
神様のお使いは聖人ハロウィンと呼ばれていてるのだけど、11月1日が聖人ハロウィンの日なのよ。
その前夜のお祭りとハロウィンの祝福が合わさって、今では「ハロウィン」という名前になったの。
というように説明をすると、簡単だと思います。
さいごに
子供の興味はいつも突然にやってきます。
そのたびに、するどい質問をされてはドキドキしていました。
ですが、子供に合わせて調べていくうちに、私も世界が広がる気持ちになれて楽しいです♪
ただ…調べたあとに気づいたことがあります。
それは、ハロウィンの行事の意味や、カボチャの意味など、おばあちゃんが優しくわかりやすく語ってくれる、子供にピッタリな絵本があったいうことです。
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