かつてのお歳暮は、お正月の準備に入る、事始めの12月上旬~20日に、
年神様を迎えるために、お供え物として贈っていました。
なかでも「塩鮭・数の子・塩ぶり」などの、魚介類が多く贈られており、
塩引きされたものは、長く保存ができることから、お歳暮としても好まれました。
近年のお歳暮は、お世話になった感謝の気持ちを届けるという意味合いが強く、
お歳暮の商品の種類がとても豊富になっています。
ただ、たくさんの商品を見比べていると・・・
「もう、何を贈れば良いのかわからない(泣)」
そんな私のように、
悩んでおられる方もいるのではないかと思い、
お歳暮の人気商品を調べ、ランキングにしてまとめてみました!
お歳暮の相場
お歳暮の金額は、3,000円~5,000円の間が一番多く、相場となっているようです。
目上の方や、上司の方へは、5,000円前後ほどで、
特別にお世話になった方へは、10,000円前後となっています。
また、自分の年齢や、贈る相手の年齢によっても金額も変わってきます。
いくらお世話になったからと、高価すぎるのも、相手の方が気を遣ってしまいます。
相場を参考に、商品を選んでみるのも1つの方法かも知れません。
ですが、実際にお歳暮を貰って嬉しかった商品がわかれば、
すごく参考になりそう!と思い、アンケートを調べてみました。
お歳暮で貰って嬉しかったアンケート商品ランキング
お歳暮の贈る商品が決められない場合は、
実際に貰って嬉しかった人達の声を聞いてみるのも参考になりそうです。
そこで、1位~20位までのアンケート結果を発表したいと思います!
★1位★
ハム、肉類・・・52.9%
★2位★
ビール、発泡酒類・・・43.7%
★3位★
商品券・・・42.2%
●4位●
洋菓子・・・33.0%
●5位●
コーヒー、ジュース等ソフトドリンク類・・・25.7%
●6位●
カタログギフト・・・24.3%
●7位●
魚介、海鮮・・・23.3%
●8位●
日本酒、焼酎類・・・22.3%
●9位●
和菓子・・・21.4%
●10位●
ワイン、ウィスキー等洋酒類・・・21.4%
●11位●
フルーツ・・・18.9%
●12位●
食用油、調味料・・・17.0%
●13位●
麺類・・・15.0%
●14位●
洗剤・・・12.1%
●15位●
惣菜、漬物・・・11.7%
●16位●
キッチン、生活雑貨等・・・6.8%
●17位●
タオル・・・4.4%
●18位●
文房具・・・3.4%
●19位●
その他・・・1.9%
●20位●
もらってうれしいものはない・・・0.5%
ランキングは、このようになりました^^
「ハム、肉類」や「ビール、発泡酒類」は、定番のお歳暮となっていますが、
- みんなで食べれる
- 日持ちが良い
- 買わなくて助かる
合理的な理由から、人気が高くなっているようです。
「商品券」に関しても「好きなものを選べる」という理由から人気がありますが、
目上の方に対しては、ギフト券や商品券を贈るのは避けた方が良いようです。
その他の意見としては、食べ盛りなお子様がいるご家庭では、
自分では買わない「高級米」が良かったという声がありました。
お歳暮で貰って嬉しい商品をランキングにしてみましたが、
「嬉しい!」と感じた理由もまとめてみました^^
お歳暮を貰って嬉しいと感じた理由とは?
季節の挨拶でもあるお歳暮ですが、
相手の方は、何が「嬉しい!」と感じてくれるのか、気になるところです。
それでは、さっそく発表します^^
- 商品自体が嬉しかった・・・20%
- 自分の趣味、嗜好に合っていた・・・17%
- 季節感があった・・・16%
「いただける物すべて」という声や、
「お歳暮を贈ってくれた事だけで嬉しい」と、いう声がありました。
お歳暮の商品選びの一番のポイントは、
家族構成や好みなどにも配慮をして、商品を選ぶことが喜ばれるお歳暮になりそうです。
熨斗(のし)の付け方と注意点
のしは、慶事に使う縁起物なので、お歳暮やお中元など、様々な贈答品に使います。
贈り物をする際に「のし紙をつけて下さい。」と、伝える事が多いかと思いますが、
魚介類や肉などの生ものには、「のし」は使いません。
熨斗(のし)とは?
のし紙を見ると、赤白水引きの右上に、飾りが付いているのですが、
それを「熨斗飾り(のしかざり)」と言います。
その熨斗飾りの中に、黄色い物を包んでいるのですが、それを「のし」と呼びます。
「のし」とは、アワビの干物を熨した(のした=のばした)もので、
熨斗鮑(のしあわび)と言います。
吉事には海産物を贈る風習があり、アワビはお供え物として、伊勢神宮へ奉納していました。
熨斗鮑は縁をのばす、命をのばすという意味で、さらにめでたい縁起物とされてきました。
熨斗鮑はとても高価なため、アワビに見立てて黄色い紙を使い、
熨斗飾りが作られ代用しましたが、さらに簡略化され、
印刷物の「のし紙」として一般的になっています。
熨斗(のし)自体が、生ものの象徴になっているため、魚介類や肉などには、
のし紙は使わず、水引きだけの掛け紙を使用します。
お歳暮のお返しはどうする?
お歳暮に対してはお返しの必要はなく、代わりにお礼状を出すのがマナーとなります。
ですが、どうしてもお返しをしたいと言う場合は、
お歳暮を頂いてから、しばらくしてからお返しを贈ると良いでしょう。
時期的に、お歳暮を頂くのは12月の中旬や下旬頃になるかと思いますので、
お返しを贈る際には「御年賀」や「寒中御見舞」として贈ります。
お返しの金額は、頂いた贈答品の半額程度が目安になります。
おわりに
貰って嬉しかったお歳暮を、
ランキングにしてまとめてみましたが、いかがでしたか?
年越しやお正月に使える食品に人気がありましたが、
めったに口にしないという理由で、産地直送なども人気が出ているようです。
私はかなり悩みましたが・・・カニ好きなお義母さんへ、
産地直送の北海道海鮮工房
を候補にしてみました^^
コメント