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IH消し忘れは火事になる?クッキングヒーターの安全装置について!

防災

IHクッキングヒーターの消し忘れは家事になるのか?

また、各メーカーのIHコンロの安全装置はどんなものがあるのかについてまとめています。

 

過去にあったクッキングヒーターの火災事例のよくある原因と、メリット・デメリットも合わせてご紹介します。

 

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IHクッキングヒーターでの火災事例

IHクッキングヒーターはガスコンロとは異なり、直接的に火を使わないため安全なコンロであると思われることがあります。

 

しかし実際にIHコンロでも火事の危険性が存在します。

以下は、過去の事例を元にIHコンロでの火事が起こった方法の説明です。

 

<事例1> コンロの汚れ

IHコンロが汚れたまま鍋を置いた場合、通常は安全装置が作動して火を消すはずですが、鍋が浮いてしまい、安全装置が作動せず火災が発生したケースがあります。

 

<事例2> IHプレートの使用

IHコンロの平らなプレートは、作業台として使われることがあります。

しかしガスコンロとは異なり、火が見えないため、作業を終えても消し忘れてしまい、物を乗せたままにすることがあります。

その結果、火災が発生することがあります。

 

これらの事例から分かるように、IHクッキングヒーターでも、消し忘れや誤った使用によって火事が発生する可能性があります。

 

 

IHクッキングヒーターの安全装置はどのメーカーにもあるの?

IHコンロはさまざまなメーカーから提供されていますが、ほとんどの製品には自動停止機能が備わっています。

以下は代表的なメーカーのIHクッキングヒーターの自動停止機能の説明です。

 

PanasonicのIHクッキングヒーターの自動停止機能

  • 電源スイッチ自動OFF: 電源スイッチを入れたまま、一定時間ボタン操作をしないと自動的に電源が切れます。
  • 温度過昇防止機能: 鍋底の温度が異常に上昇すると、自動的に通電を制御し、火力を調整します。空焼き時にも働きます。
  • 空焼き自動OFF: 鍋の空焼き状態が約15分続くと、自動的に通電を停止し、異常表示やブザーで知らせます。
  • 切り忘れ自動OFF: 最終ボタン操作から一定時間が経過すると、ブザーで通知し、自動的に通電を停止します(IHヒーター: 約45分、グリル: 約30分)。
  • 鍋なし自動OFF: 鍋を外すと約1分後に通電が切れます。これにより、使われていない鍋を置いた場合も安全です。
  • オールロック(チャイルドロック): 使わない時にロックをしておくと、すべてのヒーターのボタン操作ができなくなり、安全性が向上します。

三菱のIHクッキングヒーターの自動停止機能

  • 地震感知機能: 震度5以上の揺れを感知した場合、自動的にIHコンロを停止させます(未搭載の機種も一部あり)。
  • チャイルドロック: 全ヒーターが使用できないようにロックします。
  • 小物検知機能: 金属の小物(スプーン、ナイフなど)を置いても、自動的に検知して加熱されないようにします。
  • 電源スイッチ自動OFF: 待機状態のまま、一定時間が経過すると自動的に電源が切れます。
  • 鍋なし自動停止機能: 鍋を外すと約1分後に自動でヒーターが切れます。
  • 切り忘れ防止機能 (全ヒーター): 最終操作後、一定時間が経過すると自動的にオフになります。
  • 空焼き自動停止機能: IHヒーターで温度が上昇しすぎた場合、自動的に通電が停止します。

HITACHIのIHクッキングヒーターの自動停止機能

  • 鍋無し自動停止機能: 鍋を外したり、鍋の位置を大きくずらすと、火力表示が交互に点灯し、約30秒後に自動的に通電が停止します。
  • 切り忘れ防止自動停止機能: 最終操作から一定時間が経過すると、自動的に通電が停止します。
  • 過熱防止自動停止機能: 鍋底温度が異常に上昇した場合、自動的に通電が停止します。
  • チャイルドロック: 子供などがスイッチに触れても、すべてのヒーターやオーブンが作動しないようにロックできます。

東芝のIHクッキングヒーターの自動停止機能

  • 切り忘れ自動OFF: 最終操作から約1時間後(グリルは30分後)に自動で通電がオフになります(全ヒーター)。
  • 鍋なし自動停止: 鍋を外すと通電が一時停止します(左右IH)。
  • 空焼き自動OFF: 鍋の空焼き状態が約10分続くと、自動的に通電が停止します(左右IH)。
  • グリル温度過昇防止: グリルの庫内温度が異常に上昇した場合、自動的に通電が停止します(グリル)。
  • 主電源オートパワーOFF: 調理終了後そのままの状態で約5分後に主電源がオフになります。
  • 小物発熱防止: トッププレート上にナイフやフォークなどを置いても発熱しないようにします(左右IH)。
  • チャイルドロック: すべての電源スイッチ入力を無効にして、子供の誤操作を防ぎます。

シャープのIHクッキングヒーターの自動停止機能

  • 鍋無し自動停止機能: 強い振動を感知すると、すべての動作が自動的に停止します。
  • 鍋無し自動停止機能: 鍋を置かなかったり、外したりすると約1分後に通電が停止します。
  • 切り忘れ防止機能: IHヒーターとラジエントは最終操作から45分、ロースターは30分で自動的に加熱を停止します。
  • ロースター温度過昇防止: ロースター庫内の温度が異常に上昇すると、自動的に異常を表示し、加熱を停止します。
  • 全体ロック機能: 使用しないときにロックしておくと、全てのキー操作ができなくなり、安全性が向上します。

クリナップのIHクッキングヒーターの自動停止機能

  • 鍋無し自動停止: 約30秒後にブザーが鳴り、自動的に通電が停止します。
  • 金属小物検知自動停止: 約30秒後にブザーが鳴り、自動的に通電が停止します。
  • 揚げ物鍋反り検知自動停止: 鍋が反っていると、自動的に通電が停止します。
  • 切り忘れ防止自動停止: IHヒーター、ラジエントは最終操作から45分、ロースターは30分で自動的に加熱を停止します。
  • グリル温度過昇防止: 温度が異常に上昇した場合、自動的に異常を表示し、加熱を停止します。

 

これらの自動停止機能は、各メーカーのIHクッキングヒーターに組み込まれており、安全性を高めるために設計されています。

 

使用中に問題が発生した場合、これらの機能が火災などの事故を防ぐのに役立ちます。

 

したがって、IHクッキングヒーターを使用する際には、取扱説明書に従い、これらの安全機能を活用することをお勧めします。

 

メーカーによって異なる名称が付けられていますが、IHクッキングヒーターの安全性を高め、火災のリスクを軽減する役立つ機能です。

 

IHコンロのメリットとデメリット

IHクッキングヒーターにはいくつかのメリットとデメリットがあります。

 

メリット

  • 基本的に安全:火を使わないため火傷の危険が少なく、自動停止機能が付いているため、誰でも安心して使用できます。
  • 手入れが簡単:フラットなコンロ部分は簡単に掃除できます。
  • 周りの空気が暑くならない:部屋の温度が上昇せず、夏でも快適に料理ができます。
  • 加熱が早く、火力が強い:ガスコンロよりも迅速に料理が進行し、高い火力を提供します。

 

デメリット

  • 専用の鍋が必要:IHコンロ専用の鍋を使用しないと安全に使用できません。
  • 停電時に使用不可:停電が発生するとIHコンロは使用できません。
  • 熱いコンロの上に触れると火傷する可能性がある:コンロ自体は火を出さないが、熱くなるため注意が必要です。

 

まとめ

IHクッキングヒーターは多くのメーカーから提供されていますが、ほとんどの製品には自動停止機能が備わっています。

 

それによりIHコンロの安全性は向上し、火災のリスクも軽減され、安心してIHコンロを使用できそうです。

 

ただ、過去の火事事例からも分かるように、注意も必要です。

ガスコンロもIHクッキングヒーターもどちらも良し悪しがありますし、どちらも注意して使う必要があります。

 

火傷や火災にならないように、取扱説明書をにはよく目を通して使用方法を守るようにしましょう。

 

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