布団を敷きっぱなしにはしていませんか?
きっとTVなどで聞いたことがあるかと思いますが、人は寝ている間にも、たくさん汗をかいています。
その量だいたい、200mlほどの汗だとか!
その毎日使っている布団を放っておくと・・・
- 布団がくさくなる
- ダニが住みつく
- カビが生える
- 殺菌がつく
なんて事になります。
実はむかし、私もやらかしています。布団をめくったらカビだらけになってしまったことが…。
ダニやカビなんて、体に悪いだけです。
これらの原因は、布団を干すことで解消されます。
ですが布団を干すには、夏や冬の季節に合わせて最適な時間というものがあります。また、ただ干せば良いというものでもありません。
布団に最適な干し方を知ることで、ジメジメからフカフカなお布団にすることができます♪
布団干しに最適な時間帯と干す長さとは?
布団干しは、
天気の良い日に、
まず布団を叩いてから
長い時間しっかりと干していれば良いんでしょ?
なんて思っていました。
きっと、私と同じようなやり方でお布団を干している人は多いと思います。
だけど、季節や布団に合わせて、干し方を変えるのが大切だったんです。
そして布団干しには最適な時間帯というのがあります。
【布団干しにベストな時間帯】
・夏に布団を干す場合:午前10時~午後12時頃まで
・冬に布団を干す場合:午前10時~午後2時頃まで
これを最初に知ったときは驚きでしたが、夏場も冬場も、布団を干す時間はけっこう短いんです。
理由は、この時間帯の太陽は光が強く、布団の殺菌に最適だからです。また朝早い時間や夕方よりも、湿気が少ないので布団干しに向いています。
注意して欲しいのが、天気が良くて時間帯もピッタリだとしても、湿度が40%以上なら布団干しは止めたほうが良いでしょう。
雨が降った次の日や、梅雨時期の晴れ間などは湿度が高めなので気をつけて下さい。
布団を干す時間の長さは素材で変わる
布団の干す時間の長さは、布団の中身の素材にによって変わります。基本的には、30分から4時間ぐらいで大丈夫です。
素材 | 頻度 | 冬期に干す長さ | 夏期に干す長さ |
綿布団 | 週2回 | 3時間~4時間 | 1時間~2時間 |
合繊 | 週1回 | 2時間~3時間 | 1時間~1時間半 |
羊毛 | 月2回 | 2時間 | 1時間 |
羽毛 | 月1回 | 1時間 | 30分間 |
綿布団の特徴
綿のお布団というのは、水分を吸収しやすく、熱がこもりやすいのが特徴です。
また、綿には油が含まれているのですが、その油が飛んでしまうと布団が傷んでしまう原因になります。
綿布団の場合、汗を吸い込みやすいので、こまめに干すことをおすすめします。ただし、夏の強い日差しの中で干すときは、油分がとびやすいので時間などで調整しましょう。
合繊(ポリエステル)布団の特徴
合繊(ポリエステル)布団の場合は、水分を吸収しにくく蒸れにくい素材です。軽くて安くて扱いやすいのも特徴という優秀な素材です。
水分をほとんど吸収しない素材ですので、日陰干しでも効果がありますし、短時間でもOKです。
羊毛(ウール)布団の特徴
羊毛は、体からの水分を吸収すると、空気中に発散するので、夏場でも気持ちよく使える素材です。
だけど、羊毛(ウール)は保温性にすぐれているのも特徴です。
羊毛布団を干す場合は、布団カバーを付けたまま片面1~2時間ほどでOKです。
羽毛布団の特徴
水鳥の羽を使用した羽毛布団は、軽くて保温性も高く、また湿気を逃してくれるので、いつも爽やかなのが特徴です。
羽毛布団は湿気がたまりにくいので、月に1~2回、両面2時間~4時間くらいでじゅうぶんです。
カラッと晴れた中で干すのが理想ですが、陰干しでも大丈夫です。
ふんわり仕上げる布団の干し方
裏返しして両面を干しましょう
敷き布団も掛け布団も、両面を干すようにしましょう。
綿の敷き布団なら、しっかり目に干したいところですが、だいたい1時間くらいでひっくり返せば、まんべんなく乾燥させることができます。
肌に触れる面は、しっかり干すようにするのがポイントです。
布団のカバーはそのまま
羊毛(ウール)や羽毛布団の場合はとくにですが、布団カバーを外して干すと、元の布団生地が日焼けをして傷んでしまいます。
それを防ぐためにも、カバーをつけたまま干すのがポイントになります。
布団叩きはしない
昭和生まれの私は、子供の頃は布団は叩く物だと思っていましたが、実はダメな行為なんですね。
布団とパンパン叩けば、中からほこりが出てキレイになると思いがちですが、じつは繊維がつぶれているだけなのです。
しかも、布団の中に潜むダニが粉々になるだけになるので、良いことはありません。干した後、布団を叩くと、乾燥したダニが砕けやすいので注意が必要です。
正しくは、布団叩きで表面を左右になでるだけでいいのです。
私は、100均のホウキを布団用にして、軽くなでるようにササッとほこりをはらっています。
布団のダニ対策
残念なお話ですが…布団をほしたところで、ダニは完全にはやっつけられません。ダニを死滅するには、50度以上の熱が必要だそうです。
布団をたたいても、もちろんダニは出ていきません。先にもお話しましたが、叩けば叩くほどダニが砕けてしまいます。
ダニ対策として布団を干す場合は、黒い布かビニール袋をかけて、天干ししてください。
干した後は、布団の両面に掃除機をかけてダニを吸い取るだけです。
もっとしっかりダニ対策をしたい場合は、定期的にお布団の丸洗いをする手もあります。
干した後は片付けない
干した後の布団は、ポカポカとして温かい状態になっています。
その温かいうちに片付けてしまうと、押し入れの中が湿気ぽくなり、ダニが発生するおそれがあります。
布団を取り込んだら、しばらくは冷ますように置いておきましょう。
最後に
布団の干し方についてまとめてみましたが、いかがでしたか?
私はアレルギー体質で喘息持ちなのですが、間違ったやり方で布団を干していたことに、ゾッとしました。
布団には、湿気が大敵ということで、とにかくしっかり布団を乾かすことが重要になります。
天気が悪い日が続いていたり、仕事が忙しくてなかなか外に干せない場合は、室内干しでも良いので空気を通して乾かすようにしましょう。
布団を掃除機で吸うのは、ダニ対策にも有効です。
梅雨時期などは、椅子に布団を引っかけて湿気をとってから、掃除機をかけています。
除菌のことも意識するなら、紫外線が付いているレイコップが良さそうです。
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